2010年5月16日日曜日

日常の習慣が終わる寂しさ














ロスGの悲報を聞き、一夜明けても
まだ後悔ばかりに包まれる

マイケルジャクソンの墓まいりと
ロスGに会いにいく
その選択を間違えたこと

もしも、 あの郊外のロスG宅へ行っていたら
2ヶ月近く一緒に生活をした
うちの父や娘も
その光景を懐かしがり
もしその時、ロスGの体調の劇的変化を感じたとしたら
うちの家族でなにか元気づけることもできただろう

新しくしたという部屋やバスルームの
最初で最後のお客さんになって
きれいになったね、とほめてあげたり喜んであげたら
きっとロスGも嬉しかったにちがいない

誰にも使われることのないまま
その家は他のひとのものになっていく

本当はずっと自分たちのものにしておいて
日本人の家族に貸すとかで残しておいてくれたらいいんだけど
でも息子の好きにしていい

一度、売りに出す話があって
不動産屋さんを家に呼んだことがある
その時
ロスGはそう言っていた


毎日、毎日、手をかけていた自慢の庭も
ロスGの水撒き姿はもう見られない

私たちは85歳を過ぎても
かなりの急斜面な階段をのぼり
てっぺんの桜の樹まで水をやりにいくロスGを
尊敬の眼差しでみていた

もうとっくに捨ててしまうだろう
というほどぼろぼろになった
ガーデン手袋を
私は新しく新調した
笑って受け取ったが
翌日、もらったことを忘れてしまったのか
また手にはぼろぼろの手袋をはめていた



忠犬ハチ公もそうだったけど
毎日くりかえされていた普通のことが
突然止まってしまうことって
寂しさをそそるんだね



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